■建築研究資料

防犯まちづくりのための調査の手引き<実践編>
2地区でのケーススタディを踏まえて


建築研究資料 No.133号(2011(平成23年)5月)

樋野公宏、石井儀光、雨宮護、寺内義典、橋本成仁、松村博文
独立行政法人建築研究所
83p


<概要>

 本資料は、建築研究所が第2期中期計画の研究開発の目標として取り組んでいる「安全・安心で質の高い社会と生活を実現する研究開発」の一環として、平成21,22年度に実施した重点的研究開発課題「防犯性向上に資するまちづくり手法の開発」の成果物のひとつである。同研究開発課題の推進に当たっては、平成21年度に「防犯性向上に資するまちづくり手法の開発に関する検討委員会」を設置し、外部の学識経験者の助言を得た。本資料は同研究開発課題の成果のひとつである。

 本資料は、防犯まちづくりの現場において、交通安全の視点も含めて地域の課題を客観的に把握するための手法を、活用事例とともに紹介したものであり、「防犯まちづくりのための調査の手引き」(建築研究資料117号、2009年)の続編として位置づけられる。前編と比べると、利用者の声を踏まえて調査手法が改良されたほか、実際の活用事例を掲載することでより実践的な活用が期待される。本資料で紹介する調査手法は、防犯活動の主体が活動の方向性を揃え、より効果的な活動を行うために必要な客観的なデータを獲得するためのもので、地域特性に応じた協働による防犯まちづくりの推進に寄与するものである。


表紙、はしがき 563KB
概要、Summary等 557KB
目次 497KB
Tはじめに 626KB
U対象地区の概要と調査での配慮・工夫点 860KB
V各地区で用いた手引きと解説 6,041KB
Wその後の取り組み 2,200KB
奥付 402KB
   
全文 8,106KB


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